■アイディアのやりとりはいつも3人一緒にいる時に行うんですか?
Tsuyoshi:スタジオに関して言うと、今回使用した場所は俺等にホントピッタリで。出したい音がちゃんと出て。正にベストフィット。 Shige :ドラムに関して言うと、「太いんだけど、クリアな音質」っていうのを求めていて。今一番の理想は82,83年位のアナログとデジタルが混ざり合った頃の音質。70年代とはちょっとだけ違う、そんな音。今回はそれが出たね。それはスタジオの機材のおかげでもあるし、エンジニアのヨンさんのおかげでもある。 Takumi:実際、音質の好みはみんな一緒だからね。90年代のHip Hopみたいなザクザクしたスネアやハットの音好きだし。 Shige :それってやっぱり昔のレコードからサンプリングした音をさらにSPとかMPCとかに通してるわけでしょ。そりゃカッコ良くなるよ!(笑)俺たちの場合はそう言った機材を使う前の音だからね。生。中々出せない。でも出したい(笑) Takumi:その葛藤との戦いだよね。 Shige :逆に最新のスタジオ、それこそ今回使ったスタジオの3倍くらい料金とられちゃうような最新技術が揃ったスタジオで録音していたら、アルバム全体の音質がクリアになりすぎてたかもしれない。いい環境でレコーディング出来た。 Takumi:後、今回はレコーディングに入るまでに時間的にも余裕があって。そのおかげでプリプロから曲間の時間まで、細かい所まで十分詰める事が出来て。 Shige :おかげで(ベースとドラムのパートを)2日で3曲録れれば良しとする所を、一日5曲録ったりしてたからね(笑) Tsuyoshi:さらにスタジオの音が良くて調子がでちゃった感じやったね(笑) Shige :テンションアガっちゃって(笑) ■レコーディングはスムースに進行したんですが?
Shige :問題なかったね。ジャジスポにも長い事いるんで、やりとりも事前に見えるよね。やりたい事提示して、レコーディングのイメージを話して、「じゃあ、それで!」みたいなユルい感じで。 Takumi:ジャジスポでやるようになってユルくなった(笑) Shige :あなたはいつもユルいでしょー(笑)まあ、冗談はさておき、ジャジースポートの影響は相当デカイよ。一緒にやっていなかったら音楽性も全然違った物になっていたと思うし。勿論元々濃い事やってたけど、ジャジスポとの出会いがあった事により、「方向性を見失う事なく、濃くなった」のかもね。一番何が良いかって、好きな事をやりたい様にやらせてもらってることだね。ある意味野放し的な!(笑)普通の事務所とかだったら、まずあり得ないでしょ!?MASAYA君とかはあきらめてる感あるよね(笑)「どうせまた好きな事やるんでしょ〜!?」「またそっち系ですか〜!?」みたいな感じで(笑) ・(笑)周囲の人間が''3人の好き勝手振り''が大好きだから、そうなるんですよね。
Shige :信頼関係を感じるね。居心地が良すぎっすよ(笑) Tsuyoshi:そんな関係だから(笑)、レコーディングもスムースに行くよね。何か問題起きても早めに解決できるし。 ・何か問題起きました?(笑)
Tsuyoshi:曲を繋げるってことで、BPMを全部決めていたんだけど、最終的に''1''違う時があって。 Shige :ヨンさんも「バッチリっすねー!でも「BPM ''1''ずれてますよ」って。「アレー!」ってなったよね。完璧って言ってもそうなっちゃう、Cro-Magnonらしさが出たね(笑) ・(笑)BPMまでのこだわり一つにしても、前作より作り込み方が格段に変わりました。
Shige :だからこそ一枚通して聴いて欲しいね。
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