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Jazzy Sport Euro Tour 2007 -南仏Seteへの道- 編

ロンドンはスタンステッド空港から南仏モンペリエ行きの飛行機に乗る為に
深夜三時にホテルを後にした一行は無事出発の2時間前に空港に到着。
ホリデイシーズンという事もあり、もの凄い人の数にすでに嫌な予感。
しかしチェックインをモンペリエ行きに乗る人の中でも
かなり早めに済ませる事が出来る。
ただし、チェックインが許される荷物の数は一人一つ、
それ以上は別料金を払うのだが
その別料金を払うカウンターも当然長蛇の列。
が、それもなんとか時間内に乗り越えた。
いよいよ出国、、、が、セキュリティーの列もまた長い。
そして厳しそうなのが遠目にも分かる。
持ち込みの荷物も10kgまでで、重そうなものはその場で計量されている。
当然自分のリュックも余裕で15kgはある。
胸を張って体を大きく見せ、荷物を小さく、軽そうに見せる。
すんなりパス。
リュックの他にギターを持ったツヨシ cro-magnonも流れる様に通過!!
シゲcro-magnonもその流れで一気に通過。
行け行け行けー!!!!
行けない。。。
P.A.のJとタクミcro-magnonとDJ Mitsu the Beatsの三人が
リュック(軽くない)の他にそれぞれ手提げ風(軽くない)にカバンを持っていたのだが
それが完全に許されない。。
仕方なく三人は再度手提げ風に誤摩化していたカバンもチェックインする。
すでに結構時間がギリギリになってきていた。
先に中で待つチームにも緊張が走る。
ダッシュでDJ Mitsu the Beatsがセキュリティーを通過して現れる。
ここで初めて前出の事情を説明される。
さらにP.A.のJの唯一の荷物になったリュックにさらにいちゃもんがついたらしく
それを再度チェックインしろと言われ、タクミcro-magnonと再度カウンターに向かったらしい。
終わったァァァアア。。
セキュリティーを越えた所からゲートまでも電車利用。すでに出発10分前。
とりあえず、DJ Mitsu the Beatsと先に入ったツヨシ&シゲ (cro-magnon)を先に行かせ
残りの二人を待つ事に。すでに別の形で現地に向かう決心をする。
それからさらに15分。かなりピンチ顔の二人が現れる。
時すでに遅し。。。。一応ゲートまで行くが飛行機は居ない。
冷たく追い返される。ここから再度チェックインカウンターまで戻るのもなにげに辛かった。
精神的にやられてる上、電車とか使った工程も全て徒歩(裏口*乗り遅れた人のみのルート)
カウンターに戻るとモンペリエ行きは一日一便という事で
作戦をモンペリエから東へ500km位?離れたToulon空港に向かう事に変更。

ファイル 120-1.jpg

一番上の写真が降り立った空港。良く見ると焦って何かを探す二人の姿が。
南仏に住む友人リチャードに電話して事情を話し、なんとか合流してSeteまで
一緒に車で行く事になる。彼との合流地点までの道のりもそれなりに長い。
30分タクシーを待ち、30分かけてToulon駅までタクシーで行き、
そこからローカル電車に乗り30分程揺られて。
一番下の写真は反省するタクミcro-magnon。

ファイル 120-2.jpg

到着した待ち合わせ場所 "LA CIOTAT"
想い出の駅になった。
リチャードを待つがフランス人なんですぐがすぐじゃない。
すでに結構疲れてたのと、電車の中の暗いモードが重なって
ピリピリしたムード全開。

ファイル 120-3.jpg

無事リチャードに拾われ、道中の山の中(本当に山の中だった)で生活する
リチャードの幼なじみの家(家というか山の中の秘密基地)でお水を頂く。
反省チームもご覧の通り、元気を取り戻す。

そこから先は地中海沿いの山の中や、マルセイユや、
平原やら。本当に素晴らしい景色の中を何時間もひた走る。

ファイル 120-4.jpg

ロンドンのホテルを出発してから19時間。
先発隊に遅れる事14時間。
ついにSeteの街に入る。時刻は21時45分。
イベントオープンは22時30分。
見覚えのある看板を見つけた。

ファイル 120-5.jpg

間に合ったーー。

Giles Peterson / World Wide Festival編に続く。

one,

masaya