過去に60ドルで販売されていたこともあり、最低/最高価格の差が2,000倍超えという世にも珍しい事例を生み出す
ニューヨークでクラシックなニューヨークピザを楽しむことができる人気店『Scarr’s Pizza(スカーズ ピザ)』が、2019年に〈Nike(ナイキ)〉と製作したフレンズ & ファミリーモデルのAir Force 1 Lowをご存知だろうか。
同モデルは大のスニーカー好き(特にNike)で知られるDJ Clark Kent(クラーク・ケント)が、『Scarr’s Pizza』のオーナー Scarr Pimentel(スカー・ピメンテル)と従業員 Audie Villot(オーディー・ヴィロット)にコラボを持ちかけたことで実現。ガムソールのホワイトアッパーのAF1をベースに、店舗の看板や外装に着想したトリコロールカラーを随所に差し込むことで上品な佇まいとなっており、生産された48足は全てが家族、友人、関係者にプレゼントされたと言われている。
そしてこのたび、そのうちの1足(US 11.5)がスニーカーリセーラー Paul Givelekianによってオークションハウス『Sotheby’s(サザビーズ)』に出品。実は同モデルは生産数こそ少ないものの2次流通市場には多数流通しているため、平均13,000~40,000ドルで取り引きされていることから12,000ドル(約132万円)程度での落札が予想されていたが、まさかの121,649ドル(約1,340万円)という驚愕の価格で落札されたという。
ここまで価格がハネ上がった理由は不明だが、同モデルは2020年9月にデパート『Marshalls』でなぜか1足(US 6.5)だけが60ドルで販売されていた過去を持っており、最低/最高価格の差が2,000倍超えという世にも珍しい事例を生み出すこととなった。