360度どこからでも見られる、革新的な時刻表示に注目
アブラ・ウォッチ・カンパニー(以下、アブラ)は、アメリカ西海岸・カリフォルニア州に拠点を置くマイクロウオッチブランド。アナログコンピューターや軍用機器の歴史にインスパイアされたスイス製の時計を製造販売している。
一般的にも広く知られているが、アメリカは宇宙、軍事関連の研究開発のリーダーであり、陸、海、空、そして宇宙を飛び回る洗練された機械を製造している。
アブラは、一見、シンプルなデザインの時計に、アメリカがこれまでに開発、製造してきたヴィンテージ・アナログ・マシンからインスピレーションを得たデザインを取り入れ、革新的でモダンなだけでなく、ヴィンテージな男らしさの雰囲気を持ち合わせた独自のスタイルを構築しているのだ。
アブラのオーナーでもあり、デザイン・ディレクターでもある、ニコラス・ディロレートは、自動車デザイナーとしてBMWやボルボで働いたのち、自分の時計会社を立ち上げた人物である。自分のブランドをデザインするにあり、 ディロレートは高級車を所有するのと同じような感情を呼び起こすような高級時計を作る構想を練り上げた。
最初に発表した時計は、”1-HUNDRED”で、独創的なデザインでかつ、計時技術の革新を証明するものだ。
6年以上の年月を費やして開発された1-HUNDREDは5つの特許と2つの商標を取得している。 時計の特徴の一部をご紹介する。
360度の窓を備えた視認性抜群のデザイン
時計側面にサファイアクリスタル製の窓があり、時計の文字盤を見ることなく時間を確認することが可能だ。特許出願中で機能的であるだけでなく、競合他社とのデザインの違いを際立たせている。
ミリタリーテイストの時計のあり方を変えようとしているアブラは全く新しい手法で時間の伝え方を提案している。 今後、独創的で革新的な時計が生まれてくるのか、とても楽しみだ。
特許取得済みのクロノロック・システム
特許取得済みのクロノロック・システムは100m防水機能を確保するため、ケース内部の垂直方向のリューズロックシステムだ。このリューズロックボタンは時計ケースの右上隅にある。
このプッシュボタン式でもある、リューズロックを時計のケース内に配置することにより、誤ってリューズが外れる可能性を低減させ、また手と手首の間にあるリューズを時計の右上に配置することにより、快適な装着感を実現している。
リューズロックボタンを押し下げで、時刻、日付設定が可能となり、設定終了後、リューズを元に戻すと、リューズはロックされる。 リューズを押し込んだ状態で手動で時計を巻き上げることも可能だ。